株式会社ミクニつくる まもる ひらく

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長期経営ビジョン

VISION 2033

長期経営ビジョン「VISION 2033」は、ミクニグループが目指す2033年度の“ありたい姿” です。
2023年10月に創立100周年を迎えたミクニグループにとって、VISION 2033は次の100年に向けた第一歩になります。
2024年度から2033年度までの10年間を一つの期間として捉え、いくつかのフェーズに分けながら、“ありたい姿” の実現に向けてなすべきこと=中期経営計画に取り組んでまいります。

VISION 2033 企業理念体系における位置付け

VISION 2033 道のり

VISION 2033を実現するための実行計画が中期経営計画です。
2024年度から2033年度までの10年間をひとつの期間として捉えつつ、具体的な実行計画を4年間の中期経営計画として策定しています。
事業環境の変化が予想されることから2年毎に中期経営計画を見直すこととし、軌道修正を図りながら、VISION 2033の実現を目指します。

VISION 2033 概要

ミクニグループにとって次の100年への第一歩となるVISION 2033では、「競争力の強化」と「企業特性を活かせる成長分野への挑戦」を軸に、
企業特性や組織能力を活かした事業展開を行い、取引先・地域・株主・社員等の全てのステークホルダーから信頼され、安心して任せていただける企業になることを目指します。

  • 変化に素早く対応できる仕組み(プロセス、組織)を作り上げる▶ ① 企業特性を活かせる仕組みをつくる
  • 多品種少量でも収益性を確保する▶ ② 数に頼らない仕組みをつくる
  • ミクニが提供する価値を対価にできる市場▶ ③ 得意分野を活かして稼ぐ
    (既存事業/成長事業)を狙い、稼げる仕事を増やす
  • 「人への投資」を通じて従業員の働きやすさや
    働きがいを高め、労働生産性を高める
    ▶ ④ 従業員の働く意欲を高める
  • 2050年度カーボンニュートラル達成に向けた、
    2030年CO₂排出量▲50%の実現
    ▶ ⑤ 地球や社会の持続可能性に貢献する
2033年までに実現させること
仕入先パートナー/同業パートナーと協創する
開発リードタイムを短縮する
小ロット生産体制を構築する
デジタル開発で業界トップレベルになる
顧客開発機能の一部を担う
得意領域へ経営資源を集中投下する
カーボンゼロ開発を実現する
  • ■ 2033年度連結EBITDAマージン13%以上を達成する
  • ■ ビジョン実現の果実を分かち合い、すべてのグループ会社で業界内トップクラスの賃金水準を目指す
定量目標
2027年度 EBITDAマージン10%以上
2033年度 EBITDAマージン13%以上

ミクニの企業特性とは?

VISION 2033の核となるのが、企業特性、すなわち自分たちの強みを活かした事業展開です。
ミクニの強みは、独立系且つ中規模であるがゆえに生まれ、100年の歴史のなかで培われました。
こうした強みを活かして、お客様をはじめとするお取引先様の困りごとの解決に貢献し、ステークホルダーの皆様から「ミクニならなんとかしてくれる」と信頼される企業になることを目指します。

独立系かつ中規模ゆえの企業特性
経営の自由度

独立系企業として、自由度の高い経営を強みに私たちは100年の歴史を積み重ねてきました。独立系ゆえの自由度を活かし、創業の精神である「将来性のある有望商品を探して開発し育成する」を忘れず、今後も成長を目指します。

変化への適応力

中規模だからこそ持つ機動力・柔軟性を活かして、時代や技術の変化に適応し、お客様のニーズに応えてまいりました。VUCA時代とも言われる現代において、変化に素早く対応する力はますます重要です。私たちはこの力を磨いて、これからもステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。

多様な顧客基盤

独立系ゆえのフットワークの軽さを活かし、グローバルで多種多様なお客様とお取引いただいています。また、製造業と商社業を併せ持つことから、お取引先は、自動車業界(四輪車・二輪車他)をはじめ、農機・産業機器業界、ガス機器業界、航空機部品業界、ゴルフ場芝管理関連業界、介護福祉機器業界など幅広い業界に及んでいます。

すり合わせ能力

当社の主力製品であったキャブレタは、エンジンとの適合にあたって非常に繊細なすり合わせ技術を要求されました。「キャブレタのミクニ」である当社には長年の実績を通じてその技術やノウハウが蓄積され、脈々と受け継がれています。
私たちは「すり合わせ能力」を発揮してお客様のご要望に応えるとともに、自らの課題解決に取り組んでまいります。

VISION 2033 成長戦略

既存分野と新規分野の組み合わせを最適化して成長を実現します。

全体イメージ
  • この戦略に基づいて、個々の事業が最適なプロダクトポートフォリオを構築
  • 企業特性を活かした新規製品・サービスで成長を実現
モビリティ事業

ミクニならではの製品とサービスによって、お客様の困りごとを解決し、「ミクニに任せて良かった」と思われる企業を目指します。
2030年度には四輪車用製品の売上高のうち70%以上を電動車向けとすることを目標に、電動車への対応を進めています。
(※ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車を含む)

ガステクノ事業

長年培ってきた「流体制御技術」を生かして世界の安心と環境を守り、快適な社会の創出を目指します。
水素混焼を含めた要素技術を駆使し、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

航空宇宙事業(商社事業)

民間旅客機を中心とした既存サービスで商社としての存在価値を向上させるとともに、官公庁向けサービスによる売上機会を拡大させ、確固な事業基盤の構築と持続的成長を目指します。

芝管理機械等事業(商社事業)

ゴルフ場向け芝管理機械の輸入販売に留まらず、芝管理・スポーツ施設・景観緑化におけるソリューションをワンストップで提供できる企業として存在価値を高め、豊かな社会環境づくりに貢献します。

ライフ&サポート事業

「すべての人に移動と移乗の自由を」をスローガンに、社会に不可欠な企業であり続け、障がい者にとって「もっとも働きたい企業」を目指します。